8月某日、松島は花魁島に最接近してまいりました。
今年5月にDaisuke氏と奥松島巡りをした際は、強風のため門前払いでしたが、今回は海況も穏やか。無事、遊女の形をした島を堪能してまいりましたよ♪冒頭の写真右に写っているのが花魁島です。多分w
26 Sunday Aug 2012
Posted feathercraft, kayak, umi, 奥松島
in8月某日、松島は花魁島に最接近してまいりました。
今年5月にDaisuke氏と奥松島巡りをした際は、強風のため門前払いでしたが、今回は海況も穏やか。無事、遊女の形をした島を堪能してまいりましたよ♪冒頭の写真右に写っているのが花魁島です。多分w
23 Wednesday May 2012
前日の宴の余韻を残しながら(俗に言う「二日酔い」です)民宿で目覚めた朝、外の天気は曇。雨がないだけありがたいと思いながら出航の準備をします。
今日の予報は昼前から北風が上がり始め、波も上がるとの事。これまたあまりいい材料ではありませんでしたが「どうにかなるでしょ!」と二人の士気は高め。今日のコースは月浜〜嵯峨渓〜花魁島〜月浜の洞窟散策プランとしました。
ちなみに行程の全てはナビゲーターの前日同様umiちゃんが決めてくれ、私はそれにくっついて行くと言う楽をさせていただいていますw
午前9時、漕ぎ始め!
嵯峨渓まではのんびりと散策、事前の予測では嵯峨渓を回り込んだあとから風、波がどのくらいあるかがポイントでした。
そしてその場所にたどり着いたら….
やはり波、風が上がってる…orz
それでも体感で風は5〜7m と行ったところでしょうか、umiちゃんと協議した結果やはり漢二人旅、「花魁島」(残距離1mileくらい)に行かずして漕ぎ旅では無かろう!!と意気込み気合のパドリングを開始。
しかしながら良かったのは前半のみ、その後風は強くなる一方。波も風共にバウに被る様になり、顔にも潮がかかり。右手に見える太平洋には白兎も飛び始めました。(後日気象庁でのデータを確認すると風は平均8〜9メートル、ガストで14.5メートルでした)
「正直、漕ぐのしんどい!」と思いながら無言で漕いでいるとGPS装備のumiちゃんからの声が 。
「daiちゃん、駄目だ!0.5knotぐらいしか出てないよ!」
敗退でした…左手を見れば白い砂浜が。進路を西に取り、クタクタになりながら接岸。「花魁島」そんなに簡単には近づけてもらえませんでしたぁ〜次回こそは!と二人で誓ったのは言うまでもありません。
上陸した海岸は、GPSで確認すると「室浜海水浴場」この時は誰もいなくて貸切状態。時折太陽も顔を出し、震災直後は瓦礫が多かったとの話しも聞きましたが綺麗な砂浜に戻っていました。
暫しの休憩の後、再出発。行程を海岸線をのんびり散策、洞窟探索しながら適当な昼飯場所を探す事に…
花魁島手前とは打って変わった海況。多少波風があるものの海岸沿いは平和そのものでした♪そして醍醐味というか私的にはテンション上がる景色が!
洞窟の中に入る時って緊張するんですね。初めてでしたが目がなれるまでの漆黒の闇に響く波の砕ける音。「どどォ〜ん」と…結構ビビリます(苦笑)しかし中に慎重に入って振り返ると…..この景色。
そんなこんなで遊びながら行くとお腹もすいてきた頃に適当な浜があり、さぁ昼飯にしよう。 ここまでのlogはこちら。
そこで事件が勃発したのでした!
沈するんだったら私が先だろうなぁ。と旅前から思っていたのですがw残念なのはその瞬間を見逃してしまった事でした。
しかし、umiちゃんはドライスーツ!一度落ちたら、と私がそそくさと昼飯の準備をするのを横目に一人で「沈脱&再乗艇訓練」を実施してました。流石です(笑)
少し遅い昼飯も終わったところでこの旅もいよいよフィナーレです。満腹でマッタリした中、奥松島の景色を楽しみながら月浜までの漕ぎを楽しみ14時に月浜に無事帰港したのでした。logはこちら。
最後になりますが、今回漕ぐ場所を奥松島に選んだ理由としては震災から1年以上経ちましたが私自身、復興に関してのボランティア等に参加した事はありませんでした。(umiちゃん自身は被災者でもあります)
しかし、カヤックと言うものを始め、海を漕ぐ楽しみを知りました。その事を通して実際にその場所に行き、民宿等を利用し、地の物を食べたりして聞こえは悪いかもしれませんがどう使われたか分からない募金より直接お金を地元に落とす事で復興の手助けが出来たら良いなと思いがあったからです。このblogを見て行ってみようかな〜なんて思って貰えたらこの上ない喜びでもあります。
実際、民宿の大将や女将さんからお話を伺う事も出来て私達にしてみれば行って良かった、またあの海に行こう。と思える旅でした。